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「戦闘日記」世界は広い【後編】 [私の話]

おいしい 「ZEN」のカレーうどん!

【後編】声が聞こえない!

初日のテープレコーダーはとても古く、声よりも雑音が大きいため、録音する時によっぽど近くでなければ聞き取りにくくて使えないものでした。そのためテープ起こしをして文章を書くより、すでに記事に書き上げて相手先に送ったほうがいいとmama-witch師匠(今後からは師匠と書きます)に言われ、8件すべてを記事に書くことに決めました。初めは師匠が7件で私は1件だけ記事を書いたのですが、誤字・脱字だらけで、言い回しもおかしく、読む人が混乱する記事でした。私はかなりいい出来に仕上がったと思ったのですが、師匠もSさんも「文章がおかしいし何を言いたいのかがわからない」といいます。自分で考えていることを書いたので、どこどこがおかしいと言われても謎ばかり。誤字・脱字は自分のいいかげんさが生み出すものだから、十分気をつけて頑張れば少しずつ少なくなると思うけども、モノの言い回しや表現となると頭がついていきません。よくわかりません。

                       

正直に話せば、私は本よりも漫画本に触れた時期が多く、活字の本の読書量が非常に少ない。考える力というのは読書から生まれると気付いたのはこの2~3年です。遊んでばかりで、楽しいことしかやらなかったツケが今やってきたんだと実感しました。今の私の現実は「文章」を書けないということ。結果的にすべての記事を師匠に助けてもらうことになり、私は何もできません。せめて私も出来る仕事をしないと、師匠や私のためになるだろうと仕事をくれたT子さんに申し訳ない。何かできるものを探そう。もう一度企業の資料を調べて、読んで、ボイスレコーダーを聞いて何をしゃべっていたのか思い出そう。師匠が寝るまでずっと起きておこう。

 

私や師匠がうんうん唸っていると、Sさんが「気分転換しなきゃだめよ」と差し入れや、私たちを外に連れ出してくれました。Sさんの心遣いが疲れた体に染み込みました。本当に嬉しかったです。

 

それでも残り5件を2日間で終わらせるとなってくると、私も師匠も殺気立って来ました。特に師匠自身はインタビューに行ってないし、会社のパンフレットや資料や、私の頼りないインタビュー内容だけ・・・。それだけの材料で師匠は記事を書いてくれているのです。その分今まで詳しく知らないIT産業から調べたりしなくてはいけないので、ますます時間が必要になっているんです。それなのに時間制限があるなんて・・・。しかも先に送った原稿の訂正命令がメールで来ています。もう私も師匠も限界がきた真夜中に突然師匠が「外に行こう。お弁当買いにいこう」と言いました。でも○時までに送るというタイムリミットは過ぎています。いいのかな?

 

師匠はお弁当屋さんまで歩きながら私にこう話してくれました。「みんな一つの仕事を成功させようと頑張っているのに、『あの人が○○しなかったからこうなったとか、もっと△△に気付いてくれなかった。』と言ったり考えたりするのはやめよう。仕事が終わった後に、みんなが笑いあえればいいんだから。要は、この仕事がきちんと終わればいい。みんなそれを望んでいるから。最終手段は、もし仕事が出来なかった時

『できません。やりません。だからお金もいりません!』と言えばいいんだけどね。でもそれは本当に最後の手段でね。自分一人が逃げても、それにかかわった周りの人たちにも影響を与える。責任の問題というより、人道問題になるけど、それでも納得するのなら、できません、と言えばいいの。でも私は言いたくない。みんな必死だから、だからいいものを作って最後まで頑張りたい」

 

 そうよ!みんながんばっている。たまたまみんな初めての仕事に携わっているわけで目指している事は『この仕事が成功しますように』ということだけ。それを考えると『できません』なんて私も言えない。とにかく形として原稿を提出しよう。

 

 訂正の原稿について「インタビューが反映されていない」というのがありました。それはあの古いテープで録音した会社。もうできないなんて言えない。とにかく聞き取ろう。録音は雑音がほとんど。でも、かすかに声が聞こえます。あのときあの人は○○といって笑った。この後は、△△という話に繋がった、など。なんとかそれを繰り返し、繰り返し聞いて、その都度テープレコーダーのボリュームを小さくしたり、大きくしたり、横に傾けたり、斜めにしたりしました。その後ノートに書き出して、内容を師匠に話すと、それを材料として記事に組み込んでくれました。その作業を見て、ああ、諦めないでよかったなと思います。やっと参加できたようで嬉しかった。

 

 最後の最後で、テープ起こしを1件だけ3時間以上かかって書き上げました。これをメールに添付して、また訂正が入って、とやり取りを終えたらやっと仕事が終了。本当にこの期間中は嵐のようで竜巻に乗ってぐるぐるまわされていたようです。

 

以前までやっていた仕事のやり方は通用しませんでした。また同じような仕事はなかった。私の前の会社は「商品を販売しなさい!」というものだから、インタビューや文章を書くなんてものは当然ありません。また今回の8件の企業はみんな同じではありませんでした。I T産業はピンからキリまであって、不動産も、それぞれの会社の考えによって特徴が違ってきます。前の仕事をやめなければ、知ることができなかった世界。とても広い世界ばかり。小さい会社でも社員が活き活きとしているし、全ての仕事は大小関係なく、その仕事に集まってくる人間が生み出すんです。自分のやりたいことに向ってがんばる人は美しい。私も自分を信じて、考えて見つめて、これから先の生き方を決めたい。

 


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「戦闘日記!」世界は広い【中篇】 [私の話]

富山産の天然岩牡蠣→一個¥700直径10cmで分厚い身!!殻ごと手に持つとずっしり重いこれにポン酢をかけて食べる。じゅるりと甘~い海のミルクです!これが天然ものかあ~。味と値段に納得です。(築地市場にて)

【中編】企業インタビュー

この日の朝は雨。曇り空は私の心模様です。

 【中編】企業インタビュー

この日の朝は雨。曇り空は私の心模様です。

私は朝から、緊張です。T子さんに目黒駅(本日1件目の企業訪問先)で名刺をもらうため、早めに原宿を出ました。心臓が爆発しそうでした。自分の耳までその「ドキドキ」が届くのです。人に聞こえているかもしれない!と思えるほど体全部で心音が鳴り響いていました。mama-witch師匠は目黒での待ち合わせ時間まで一緒についてきてくれました。「できないことはしょうがない。今から知っていけばいい。でもできる事は懸命にやりなさい。」その言葉は何の経験も無い私を、すごく励ましてくれます。とにかく中途採用情報なんだから、訪問する企業インタビュー相手の方に『どういう人材が欲しいのか?中途で入った方はどういう経緯で会社を決めたのか?』と聞き取ればいい。それに名刺をT子さんに貰うときに何かアドヴァイスを聞けたら教えてもらおう。

インタビューには、私と、このテープお越しの仕事を依頼した会社の営業の方と2人で取り組みます。初日はスケジュールとインタビュー内容の打ち合わせと顔合わせがあるため、企業訪問の予定より30分前に1件目の企業先ビル前で待ち合わせすることになっていました。私の(勝手な)考えでは、T子さんに朝一番で名刺を頂いた後一緒にクライアント先の営業の人に会うと考えていたのですが、T子さんに用事が入り打ち合わせ時間の途中に名刺を持っていくという電話が入ったのです。また私は大緊張!昨日、送られてきたメールの中に書いてあった営業さんの携帯電話番号は控えていたのですが、打ち合わせ場所までメモを取っていません。どうしよう。情けない。私の悪い癖で、人(T子さん)任せにして、自分でトラブルを招いてしまいました。

とにかく私は営業さんに、今目黒駅にいて、パソコンのプリンターが壊れていたため(本当はプリンターを持っていない・・・)手元に地図がないことと申し訳ないのですが目黒駅まで迎えに来てください、と電話を入れました。するとmama-witch師匠(ず~っと側に居てくれていた!)が、「こまじょ。あなた、自分の服装やカバンの色といった相手にわかることを言わなくてどうするの?こんな人ごみの中じゃあなたのことを見つけることができないよ」とアドヴァイス。また私は慌てて電話をかけなおし、なんとか無事に営業さんにお会いすることができたのです。(営業さんに会った時はいつのまにかmama-witch師匠はそうーっといなくなっていました。)

打ち合わせはインタビュー内容のこと。会社の事業内容や雰囲気、風土を聞いて欲しいというもの。雰囲気って何?例えばどういうの?風土って???時間は待ってくれません。T子さんが私たちの打ち合わせの場に名刺を持ってきてくれたのですが、受け取ったらすぐにインタビュー先へ出発。私は何を聞けばいいんだろう?

私の顔が真っ青だったからでしょうか?パートナーの営業O君は私を心配そうに「大丈夫ですか?」と気遣ってくれます。心配かけてはダメだと思い、「大丈夫です」と苦笑いしながら言ってしまった・・・。本当は大丈夫なんかじゃない。でも、全くの『ど素人』なんて恥ずかしくて言えないよ・・・。「医療関係(もちろん、前会社の内容)ならやったことがあるんですけど・・・・いろんな企業さん相手にインタビューしたことはないです・・・」あああ、また見栄を張って言っちゃったよ。

こういう流れでスタートした企業インタビュー初日。1件目の会社はIT企業で40代の男性2人でした。会議室に案内され、テーブルに古いテープレコーダーをセットし、インタビュー開始・・・。「どういう人材がほしいですか?御社の強みは何ですか?何を特徴としていますか?中途採用者の人はいらっしゃいますか?・・・・etc」私のインタビューが足りないと横からO君が手助けしてくれます。「競合会社との違いは?アピールしたいところは?・・・」彼が居てくれて良かった。本当に助けてくれたのです。私のつたないインタビューが彼のおかげでなんとか終了しました。

2件目は24才男性(まだ大学に在学中)が社長の会社。設立してまだ1年目で、インタビューを受けてくれた方も24歳(男性)でした。話している姿から、すごいエネルギーが満ち溢れています。圧倒されました。私が大学で遊んでいる時に彼らは自分の未来を考えていたんだなと思うと自分は何をしてきたんだろうと考えさせられます。私は今までこんなに懸命に生きてはいない。私と同年代の人が自分の目標を掲げて、それに向って懸命にがんばる姿はとても眩しく目に映りました。私もこんなふうに生きていきたい。インタビューは無事に終了しましたが、また私のつたないインタビューにO君が手助けしてくれました。

このO君は大学4年生です。インターンシップで今の会社に来て仕事をしています。どうしてこの会社を決めたのか?と聞くと『僕はこの会社の社長(30代)に惹かれたんです。この仕事にも魅力があるし。学生仲間はみんな院に行くけど僕は働きたくて。ベンチャー企業だから頑張った分だけぐんぐん伸びて成長するこれからの会社だと思うから決めたんだ。』と話してくれました。自分の未来を見てるO君。私の場合、3年間働ける会社というように決めていたところもあるから、なんだか、恥ずかしい。人生の進み方はその人の志で決まって、その意志が強ければ全速力で走っていけるんだと思いました。

3件目最後の企業はチンプンカンプン。外資系(本社はアメリカ)の会社でIT産業の大企業。Linuxというシステムを扱っているトップの会社です。それだけで私はビビリました。交わされる会話も専門用語・・・それらは全部横文字です。意味がわからない。朝mama-witch師匠に「相手は人間なんだから。みんなご飯食べてトイレに行くんだから。恐れる事はないよ。」と言われたけど、そんな事は一気に吹き飛んでいました。中途採用するにあたってどういう人が欲しいのかは聞き出せたけど・・・どうしよう。O君に助けられたけど、うまくまとまったかな。テープに取れていなかったらアウトだ。

この日は三件で終了。O君と別れた後、私は速攻でプリンターとボイスレコーダーを買いにビックカメラへ。その後原宿に向いました。

購入したプリンターのおかげで翌日の企業Hpも取り出せたし、それを読んで頭にたたたき込めたことと最新のボイスレコーダーのおかげでインタビューも2日目・3日目に続くと少し解るようになりました。ほんのちょこっとだけですが(苦笑)

2日目は不動産会社とIt企業です。一件目の不動産会社は座談会式でインタビューが始まりました。テーブルを挟んで私、営業の二人と向かい合う形で相手方は5人。みんな『自分の力を試したい人、うちの会社に入ってやる気のある人、前向きな人が欲しい』という話が出ました。2件目も同じ。3日目は3社廻ったのですが、伺った企業すべて、同じ話が出ました。IT企業も不動産会社も機会のパーツを作っている会社もすべて中途採用者の人柄は“ポジティブで頑張る人、自分のビジョンを持っている人”が求められているんです。全部で8件会社を廻ったのですが、そのうちの4件はIT企業。昨今のIT企業はSE(システムエンジニア)がどの会社も足りない上、優秀な人材を欲しがっているため、SE争奪戦が繰り広げられているように感じました。

インタビューは日にちが重なるに連れて、オドオドとした私の態度も少し和らぎました。今思うと人に慣れただけかもしれません。インタビューの質問内容は散々でしたから。声も小さいし。でも、自己評価で最高だったのは3日目最後の企業インタビューです。O君も「こまじょさん、だいぶインタビューに慣れたね」と言ってくれて、ますますこれからがんばるぞ!とやる気が出ました。今度インタビューの仕事が入ったらどこに気をつけようか?と考えながら原宿駅に着いた時、T子さんから「あの仕事は辞めるから、この3日間のインタビューを記事にして私に送ってね。」との電話がありました。・・・え??どういうことだろう?・・・呆然としていた時、mama-witch師匠とSさんが原宿の竹下通りで出向えに来てくれていて、そこで初めてmama-witch師匠から「実はね、こまじょはクビになったの」と教えてくれたのです。

ク・・・クビ!?クビかあ・・・クビになったんだ。体の力がなくなってヘロヘロになったようです。きっとこの3日間で、『こまじょさんは素人だ』とインタビュー相手の人やO君やO君の会社の人に感じられたのでしょう。しょうがないけど・・・。だって私はおどおどしていたから。初めは逃げたかったし。でもクビを知って、この仕事が終わるんだとほっとしたのもあります。これ(わからなくて常にパニック状態)が続くのかと初日は思っていたから・・・。そういう思いも半分ありながら、その日の夜中mama-witch師匠に「本当はどうなの?」と言われたとき「悔しいよ」と大泣きしてしまいました。自分ではがんばったと思っても、それは現実では通用しなくて、厳しくて・・・。せめてもっと堂々としていればよかった。もっと前から取材やインタビューの仕事を調べて学んでおけばよかった・・・・・頭の中がぐちゃぐちゃです。

この日はそのまま寝てインタビューのテープ起こし(記事作り)は次の日からということになりました。

【後編】はまた後日・・・。本当にいつも更新が遅くてすみません!そして気がつけば7月15日!きちんと2ヶ月の締めを書きます!でもちょっとだけ時間を下さい。


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「戦闘日記!」世界は広い!【前編】 [私の話]

やっと復活!ただいま戻りました~~

築地市場に居たケロ子→魚市場の真ん中にある薬局のマスコットカエルです(^-^)「食中毒には要注意ケロ

この一週間、私の精神状態は嵐の日々でした。mama-witch師匠が報告してくれたとおり、全く初めての仕事に取り組みました。その結果テポドンが命中して結果的にクビになりましたが、mama-witch師匠が手伝ってくれて、Sさんは応援してくれたので、パンクせずに済みました。私一人じゃできなかったモノです。みんなありがとうございました。

【前編】

《ことの始めは》

T子さんが仕事を紹介してくれたことが始まりです。T子さんは「こまじょちゃん“テープおこし”の仕事をしたことがある?“テープおこし”というのは人にインタビューをしてテープに録音して、それを文章に書き落とす仕事なんだけど・・・」と私に聞きました。私は今まで乳癌患者さんの補正下着の販売と、お医者さんにちょっこっと会って話をしたことしかありません。“テープおこし”は人に会って話をするというから、先生に会って話をするということの延長線上だろうからやれるかな?と考えましたが、実際にやったことがないので「できません」というと、横からmama-witch師匠が「やったことも無いことをできないと言ってはダメ。私も手伝うから大丈夫。」と言ってくれたので、それなら安心だと思い「やらせてください」とT子さんに伝えました。

それから数日後、“テープおこし”の内容をT子さんにメールで教えてもらったのですが、よくわかりません。そこで2人で会って打ち合わせをしたいとT子さんに話して喫茶店で会いましたが、話した内容はmama-witch師匠の思いで話と、インタビューのさわりと、録音機能のついたテープレコーダーがあるかどうかの確認。特にインタビューの内容は、出来上がった記事を参考にして、相手の取材はこんな雰囲気の記事になるように聞いてみるとよいということでした。私はT子さんに会ったことに満足してたし、取材にはT子さんに同行する形で行うという約束だったので重要な質問(どういう企業が取材を依頼しているのか、詳しいインタビューの内容はどういうものか?自分が持っているのは古いテープレコーダーだけど、それで大丈夫でしょうか?という肝心なこと)をすることもなく安心しきって打ち合わせを終えたのです。

なんの準備もなく、楽々とかまえていたら、6月20日の夜電話がかかってきました!!

「突然スケジュールが決まった。6月21日(3件)、22日(2件)、23日(3件)を一人で取材に行ってください!」

《大好きなラーメンが喉を通らない(パニック!)》

突然決まって、そして何の準備もしていない私は大パニック!「一人で行くなんて考えていなかったし、聞いてない。話が違うよ!」といまさ思ってももう遅かった・・・。この日原宿に居たので、自転車で一度家に帰り、スーツに着替え、古いテープレコーダーと、パソコンを抱えて猛スピードで原宿に帰って来ました。そして唖然としたのです・・・テープレコーダーは少し壊れていてほとんど声を録音できないし、プリンターが無いので明日の資料を取り出せない、名刺も持っていない!どうしよう!

もう何も考えられませんでした。明日どうしようということばかり。私、何を聞けばいいの?

そんな私を見てmama-witch師匠は「明日から始まる取材は中途採用者のための情報を載せるために必要な企業側の情報のインタビューだからあなたは転職を考えている人のために、彼らが何を知りたいのかを考えて質問すればいい。それだけを考えなさい。テープレコーダーは全く使えないわけじゃないんだから、声が入る距離を考えて使いなさい。“腹が減っては戦はできない”から、これから中華屋に行こう。」と言ってくれたのですが、私はあまりのショックで、全くラーメンが喉を通らない状態。この食いしん坊の私がです。こんなことは大学の時に失恋した時以来の現象でした!

お店に入っている間から原宿に戻る間mama-witch師匠は「仕事はもう始まったのだから今さらできませんと言ってはいけない。あなたは誰?何をするの?」と言う問いかけに「私はライター。中途採用者が聞きたいことをインタビューします。」と繰り返し答えました。 そしてとりあえず、明日行く企業のホームページを目が痛くなるくらい読んで、その日は2時に寝床に入りましたが、緊張して眠れません。頭が冴えて、眠らなきゃと思っても神経が張り詰めてコントロールできなかった。

こんなに緊張したのは高校、大学入試以来。いや、それよりもはるかに緊張の度合いは上です。明日が心配で心配で・・・私はなんて弱い人間なんだろう思い知らされました。とにかく、なんとか睡眠をとって、眠らなきゃ!

~【中編】へ続く~

話し変わって・・・

びっくりしました!!

私の元会社に査察が入った!との情報を会社の先輩から聞きました(笑)

みなさん、賞与の件で?と思いましたか?

いえいえ、そうではなかったのです。賞与はやはり就労規則のルールに従うので、もらえたらラッキー、もらえなかったら仕方が無いということでした。今回査察の人に指摘された事は事務の人の残業手当の件でした。

私の会社は朝9時に始まって夕方5時45分に終了と決まっています。私たち営業者は残業代も営業手当てとして入っているため、どれだけ遅くなっても給料には響きません。

問題は事務の人です。残業手当は30分毎につくのですが、5時45分~6時までは空白となっていて残業代は出ず、発生するのは6時からでした。

そこの空白部分を指摘されたのです!!長年ず~~~っとこの15分間は確実に残業しているにもかかわらずなぜ手当てがでていないのか?と。事務の人は明らかに7時、8時まで仕事しているのにそれはおかしいのではないか?と。

先日賞与の件と就労規則の件で労働基準監督署に行きましたが、そのときに、私は社名を出して相談をしました。また、「どうも私の会社は誰も知らないうちに就労規則が変わっていると先輩が話しているんです」と話した後に、この査察事件です。もしかすると、あの時私の相談を受けてくれた労働基準監督署のおじさんが動いてくれたんではないのでしょうか?(あくまでも憶測ですが・・)

社長は地雷を踏んじゃったのでしょう(笑)不正したのがいけないんだい!!

事務の人は何でも会社(社長)に仕事をやらされているから(ひょっとすると、私達の営業以上に!!)、その会社側の不正が出たのであれば、あの時労働基準監督署に行ってよかったと思います。みんなのために役に立てたかな?

結局新たに就労規則を一部変えたようですが、会社の人は事務の代表者以外それを見ていないと言います。もしそれが本当だったら、やはりおかしいです。社長のためではなく、みんなのための就労規則なのに(怒)

そこで、最後にまた会社に行ってお話をしようと思います。失業保険に必要な書類のお願いと、労働基準監督署に行った事実のことを。そして会社を辞める本当の理由と社長への挨拶を言いに!

その時また結果を報告しますね!

 


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「退職カウントダウン日記」改め「戦闘日記!」 [私の話]

6月24日

みなさん、お久しぶりです。

ここ数日の私の情況は、mama-witch 師匠のくれたコメントの通りです↓

 


 こまじょに替って、というコメントはおかしいのですが、まぁ、一種の保護者的立場であり、現在のこまじょの新しい人生に関わっている者として、皆さんのコメントに対して、ご報告させていただきます。

 こまじょは現在、天と地がひっくり返っている情況です。
 本人が、文章を書く仕事をしていきたい、と言うので、本日(6月21日)より、いきなりライターの仕事をさせることにしたのです。無論プロとして。
 こまじょはいままで、まともな文章など書いたこともなく、ブログから始めて、文章歴というなら、わずか一ヶ月そこそこです。
 しかし、いつか始めるならすぐに始めろ、というのが私の教え方なものですから、本日から彼女を、取材記者にしました。
 夕べから、私の猛特訓を受け、今朝9時から、フリーのライターとして、IT企業の取材に行っております。もちろん、何もわからず、取材の何たるかも、ほとんど理解できないままで。
 今日一日、彼女の上には、猛烈な嵐が吹きすさんでいることでしょう。頭も真っ白な状態のはずです。それでも、ひとつ取材が終わるたび、私の元に報告電話を入れてきていますが、一件目より二件目、二件目より三件目と、落ち着きを取り戻し始めています。無謀であれ、何であれ、経験とはそういうものだと私は思っています。

 これから当分私は、彼女に付きっ切りとなりますが、それは教えるものとして当然のこと。彼女を育てると約束した以上、私も覚悟の上ですから。
 取材が終わったら、彼女は、私の家に飛んで来ます。そこから、取材内容を報告させ、取材ソースをまとめさせ、明日の準備(今日から毎日、1日3~4件の企業取材が向こう三ヶ月続きます。)をさせながら、原稿用紙7枚~8枚の記事を、取材と同時併行に、1~2日で4件分(計28枚~32枚)づつ書き上げさせていく、という猛特訓が、これから3ヶ月以上続く、ということですね(笑)。

 彼女は当分、パニック状態が続くでしょう。経験値ゼロの彼女が、いきなりレベル4ぐらいの、企業ライターの仕事をさせられるのですから。
 でもこの情況から逃げず、踏ん張れば、彼女は数ヶ月以内に、普通なら3~4年はかかるだろう、中級のライターになれます。
 どんなことも、量こなして、一人前になるのです。当初は私が全面的にバックアップしていきますが、それも慣れるに従って、少しづつ少しづつ、手が離れていきます。こうした情況は、私も経験したことですから、大丈夫です。
 どうか皆さん、彼女のがんばりを応援してやってください。
 そして、彼女のブログのレベルアップ?も、お楽しみに。

 以上、こまじょの保護者であり、保証人でもある私、mama-witchの、彼女のブログを見ていてくださる皆様に対する、情況報告でした。 これからも、彼女の精神的、肉体的情況が落ち着くまで、時々代筆するかも知れませんが、どうかご理解ください。(たったいま、最後の取材が終わったと、報告が入りました。さあ、戦闘開始です。)
by mama-witch (2006-06-21 17:23)
 
私は本日、敵地(クライアント)から飛んできたテポドンに命中して轟沈しました・・・・
 
クビになっちゃった~~!
 
悔し泣きですよ。ちくしょ~、担当の女にやられた~~
mama-witch 師匠との今後の打合せをし終わりました。
ただいまの時刻は午前2時半。でも絶対あきらめない!絶対あいつを見返してやる~。復活してやる!
でももう限界!寝ます。
いきなりヘンな更新で、ごめんなさ~い。お休みなさい。

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「新退職カウントダウン日記!」新たにスタートです。 [私の話]

         

 

《本日の学習》6月16日

 6月19日にT子さんが企画された講座のお手伝いをすることになり、今日13時からそのことについて打ち合わせをする約束をしました。

 場所はT子さんの会社がある最寄の駅「六本木1丁目」のタリーズコーヒー店。私は月曜日の講座のことの他に、社長という立場からぜひお話を伺いたいことがあったので打ち合わせの話の後に聞きました。

 それは『ボーナス』の話。

 6月14日にした社長との会話、我が社の就労規則の話、労働基準監督署に行って相談をするつもりであることを話した後に聞いたT子さんの意見は、 「こまじょちゃんが辞める時点で何も言わない社長もおかしいけど、あなたにも非があると思うわよ。」というもの。

 それは、4月15日に会社を辞めると伝えた時に、私が社長へボーナスのことを聞くべきだったということでした。もしボーナスがいつ頃支払われるのかを把握していれば、支払日以前に辞めるか、以降に辞めるか2通りの決め方ができたはずでしょう?と。

 全く私が考えもしなかったことです。会社側が退職する者に対して退職金やボーナスの事柄を言うのが当たり前だと思っていたので、それを言わない我が社からはきちんとボーナスをもらえるものだと考えていたから。

 自分のことをきちっと調べておかなければ誰も守ってはくれない。人任せで、浅い考えをもつと自己破滅につながる。 辞めると意思を持って決めたときからすでに自己責任が伴っていることをT子さんが教えてくれました。

 また私の『物事を全体で見ないモノの考え方』が出ました。浅くせっかちに考えてしまう性格がなかなか直りません。できればこの1ヶ月で物事を全体を見ながら考える人になりたい。

 とりあえず最初は集中してじっくり考える癖をつけようと思います。

 


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『退職カウントダウン日記』ついに終了。 [私の話]

             

(↑群馬の高崎駅から出る上信電鉄です。日本一乗車料金が高い私鉄です。私の新たな人生へ向って、出発進行

 6月15日、ついに会社を退職しました。書類上は7月15日で退職ですが、通勤はなくなりました。この3年と3ヶ月を振り返るとあっという間であっけなく終わりました。今日が私の社会人として第1回目の節目です。

 

(会社に出る最終日・・・・。)

 私はこの日何か深い感動があるものだと考えていました。でも何もありません。今まで通り、いつもの終わり方です。

 会社を辞める最後まで出張でした。私は仕事が終わると会社に戻り、お客様から貰った注文書の処理をします。いつもと違う事は今日で出勤は最後なので、今月分と来月分の給料を貰うために、売上表や出張・諸経費の書類を書くことだけです。そのため2時間ほどかけて丁寧に仕上げました。いつものように、会社には事務の人と、営業の人合わせて7人くらい残って各自の作業をしていましたが社長はいませんでした。みんなには「今までお世話になりました。」と挨拶ができたのに、結局社長には何も言わずにこの会社を後にしたのです。

 

 きっと社長は用事があったのでしょう。私もこの日会社には寄らず、家から出張先へ直行していたので、社長の今日の予定を知りません。でも昼間の休み時間を使って、電話する時間を作ることができたのではないでしょうか。でもそれはなかった。私は社長は辞める人間に対して不信感があると考えているように思えてきました。

 

 社長に私は自分が辞める本当の理由を最後の日まで話していません。「しばらく実家に帰ってゆっくりしたい」と話しただけ。「このままずっと5年、10年この会社を続けていても今と変わらない仕事をしていることが見えるし、何もしないまま年を取ることに焦りと不安がある。自分の力で歩けるようになりたいから辞めるんです。」という本当の気持ちを話していないのです。それは、社長は私の前の先輩が辞める時も常に不機嫌で、無視に近い態度をとることを見てきたし知っていたので、私にもそうなるだろうと勝手に思いこんでしまい、社長に心を開く気持ちにはなれませんでした。当然、信頼関係もお互いにあるとは考えられませんでした。

 

 今考えると社長は、これまで辞めてこられた人たちから、寿退社や体調を崩したからと言う理由以外で、本当のことを話されてきた事が無いのでは?と思います。本当のことを言わないから、辞める人間を疑ってしまうのでは?もし、私があの時、きちんと本当のことを話していたら社長はどんな態度だったのでしょうか?社長もちょっとは良い方向へ考え方を持ち始め、他の社員に対する態度も柔らかくなれたかもしれません。最後の日だからと言って、お別れの電話を私にくれたかもしれませんし、ボーナスのことももう一度話し合う場を作ってくれたかもしれません。

 

 それは会社を去る人間の私に唯一できたことだと思います。もっと、正面切って社長と向き合えばよかったです。

 

 

(会社で得たもの)

 この会社のおかげで、素晴らしい人にも出会えました。実は昨日、私はとても可愛がってくれた乳腺外科専門のO先生にすてきな気持ちをいただいたのです。

 先生は、私が会社に入って初めて医者という職に就いている人と一対一で仕事をさせていただいた方で、何も知らない大学あがりたての私に、乳癌のこと、患者の数とこれからの傾向、求められる商品など詳しく親切に教えてくれました。さらに私が仕事で疲れた時、困った時はいつでも気にせずいらっしゃいと優しい言葉をかけてくれました。このO

先生に私が会社を辞めることを伝え、次は友達(Mさん)の教え子であるT子さんの仕事をお手伝いすることを話しました。T子さんはイベントを企画して講師を呼んで講座を開いたり、マーケティングをしたり、たくさんの商品の販売をしたりと多岐にわたった仕事をしている方。その方から多くの会社を取材して文章にする「テープおこし」の仕事を貰うことになっています、という話をすると先生は納得してくれて「あなたにはその仕事の方がむいているよ。また将来こまじょさんが乳癌のことについて何も知らない女性を集め、講演会や勉強会を企画することがあれば、いつでも言ってください。私でよければお手伝いできますから。これからがんばってね。」と言ってくれたのです。

 先生は新しい道を歩こうとする私の背中を力強く押してくれて、私は涙が止まりませんでした。最後の最後まできちんと私と向かい合ってくれたO先生を私は忘れません。

 

 頑固な人、上から人を見下ろす人もいれば、先生のように年齢にかかわらず人間と正直に向かい合い、相手に素直な気持ちを伝える人間もいる。私は先生のような素晴らしい人に出会えてよかった。次に先生と会う時は、私ももっと成長して一人前になり一緒に仕事ができるようにがんばろうと思います。

 

     お詫び

 私のパソコンはインターネットの接続が遅いため、先日のSonetサーバー修整以降もしばらくは全く繋がりませんでした。しかもいつものようにあれこれ考えて、自分の気持ちを文章にまとめるのがまだ下手なこともあり、さらにブログコメントも遅れて失礼しました。これからも日々文章の修行に励みますので温かい目でみてください。


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「退職カウントダウン日記」6月14日

 信じることさ♪必ず最後に正義は勝つ♪

 社長に言いました。「ボーナスはいついただけるのですか?」と。

 社長は、「えっ?」という顔。やはり考えてはいなかったのです。私は気にしないで、「いえ、ですから、いつボーナスをいただけるのでしょうか?」と話すと、彼は急に不機嫌になり、会社の就労規則を持ち出して一言。

「ボーナスは必ず出るものじゃないそれに支給日まで在籍した人に対して賞与は支給されるんだ」と言います。

 社長は頭に血が上り、すごく興奮していて、辞める奴が“ボーナス”だなんて、何を考えているんだ?と考えていることが手に取るようにわかりました。なぜなら、毎年ボーナスの時期は彼は不機嫌で、いつも朝礼で「売上が無い、売上が無い」とこれみよがしに言うんです。ボーナスを考えるなんてとんでもないことだ!と。

 確かに就労規則の賞与の部分を読めば、『賞与は支給日に在籍した者に対して支給する』と書いてあります。でも私の会社では支給日は決まっていないのです。毎年ばらばらで、近年は8月にやっと支給されたりしたこともあるんです。

 『賞与の査定期間は夏季賞与の場合、前年の12月1日から6月末日までで、原則として7月に支給。ただし、支給日は役員会で決定するものとする!』

 私は内容を読み終わった時、あきれてものが言えませんでした。支給日が決まっていないのに、支給日まで在籍していないと賞与の対象者にならない、と矛盾していることが堂々と『就労規則』に書いてあるから。これって、極端に言えば、役員会とやらで支給日を「今年は7月31日にしようか?それとも10日にしとく?」と勝手に決めるようなものでしょう?会社の都合で勝手に決められて、私たち社員は振り回されてきたのです!

・・・・・他の会社もそうなのでしょうか?私の会社だけでしょうか?

 先日参加したセミナーで知り合ったYさんに相談すると、ボーナス支給日が決まっているので、そういうトラブルを聞いた事は無いよ、と話してくれました。労働基準監督署に行って相談した方が1番いいよと、嬉しいアドヴァイスも!

 三味線の先生や会社のみんなも労働基準監督署で相談がいいと教えてくれました。Aさんに聞くと「労働基準監督署で調べて内容証明で相手に打撃を与える」がいいと言います。Mさんにも聞くと、同じように労働基準監督署で相談と内容証明の発送、最後の手段は民事訴訟がいいとのこと。

 内容証明?

 私は恥ずかしいことにその言葉を知りませんでした。すぐに本屋へ行き、法律コーナーにあった「内容証明書の書き方」という本を開くと、そこにはこう書かれています。

 『内容証明は「いつ、誰が、誰にどういう内容を渡したか」というようにはっきりと公的に郵便局が証明する。』

 つまり差出人と受取人が「手紙を渡した!」「いや、そんなものは受け取っていない」という、くいちがいをなくさせるし、公的な書類でもあるので、裁判に勝つために弁護士さんが良く使うやり方だと書いてありました。

 受け取った側は必ず返事を出さなければならない義務はなく、内容を認めて実行しなければならないこともないのですが、「法的な手段もとる考えでいます」という差出人の決意が伝わるため、真理的圧迫を受けかなりショックに陥るそうです。

 しかし内容証明はきちんと目的を持って、取り組まないと逆に間違いを言って不利になるときもあり、まさに諸刃の剣なんです。

 ですから、私の場合、労働基準監督署に行って、相談して確実に会社の矛盾を調べあげてからじゃなければ内容証明を出せません。時間をかけてじっくりと調べて、もし私の考えが間違っていなかったら、推敲した内容証明を社長に送ろうと思います。16日以降から、計画をたてて、まずは労働基準監督署へ行き相談することが私の課題です!


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『退職カウントダウン日記』6月11日残り一週間を切っちゃった! [私の話]

 残り一週間を切っちゃった!

 

今日は6月11日。前回の更新は3日。あれだけきちんと書くと宣言していたのに、前回と同じく、8日も過ぎてしまいました。

原因は毎日家に帰る時間が深夜遅くなり、あまりに眠くて、パソコンに向かって書くことができなかった・・・というのは、いい訳です。なぜならブログの更新は、携帯電話からモブログという形でもできるから。

実を言えば、私は何を書けばいいのかわからなかったのです。今まで書く内容といえば、映画の話、ランチの話、落語の話などイベントばかり。「毎日何を書こう、今日は平日でどこにも行ってないためネタがない・・・。」で息詰まっていました。普通の生活の中から何を見出せばよいのかわからない・・・。書くってどういうこと?

 

Mさんに言われました。「毎日はお祭りでできていない。なんでもない日常で成り立っている。普通を見つめなさい。人は何も無い日常でも必ず何かを考える生き物だから、あなたが感じたこと、考えたことを書きなさい。」

 

初めは全くわかりませんでした。でもこの一週間色々なできごとがあり、それをMさんやSさんに話すにつれて、ひょっとして、自分の考えと言うのはまず『yes』か『no』を出して、その後に、その気持ちに対する理由(何故思うのか?具体的にどうしてか?)を詳しく挙げていくことなのでは?と思い浮かびました。これが正しいやり方なのか、正しくないやり方なのかわかりませんが、このような考え方でこれから物事を見ていこうと思います。

 

(会社出勤がなくなるまであと4日!)

 

早いもので会社の通勤はあと残り4日になります。私の6月16日以降有給の過ごし方は、前回日記(退職カウントダウン日記に記載)に書いた時は三味線の先生の傍にいさせてもらい、1ヶ月間を三味線の練習に費やすというもので、練習も思う存分できるように空いた日の教室を借りる手配も先生にお願いしてありました。でも7月16日以降のことは何も考えていなかったのです。その日になってから考えようと御気楽に思っていました。だから、先週の月曜日Mさんに紹介されたTさんからのお仕事の話(たくさんの会社に取材してその内容を録音した後に文章に直す『テープおこし』。)を頂いた時は、私は文章が書けるようになりたいと思っていたし、まあ自分のためになるからという軽い気持ちと興味で受けました。だって私には三味線があるし、自分の人生を決めるなら1つに絞らないと私は入り込めないと考えていたから!

 

(現実と希望)

 

そんな私の無関心な態度にMさんは「あなた、力が欲しいんじゃないの?文章書きたい、モノを書きたいって言っていたでしょう?三味線で食べていく気なら、そんな甘っちょろい考えで自宅で練習なんてせずに、先生の所に転がり込んで弟子にしてもらいなさい。それが本気っていうものでしょう?」と言ってくれました。

 

私はショックでした。そこまでの勇気を持てなかった自分の意志の弱さに。だからと言ってモノを書く仕事を選んだら三味線ができない!どうしよう、選べない・・・・。でも確かに私は力が欲しいと言っていたし。また好きなことを諦めなきゃいけないのかな?

 

Mさん「三味線が好きなのはわかるわよ。辞めろと言っているわけではない。ただ、あなたは生活をしなくてはいけない。7月16日からは現実では何もしなければ未収入なのよ。それに、Tちゃんはあなたと会った時に、素人のあなたでも手伝える仕事を紹介してくれた。その好意を受けて、新しい世界入るチャンスを掴みたくないの?」

 

頭をガツンと叩かれた気分です。私は自分のことなのに何も考えていなかった。そして私が会社を辞める理由は『今度は自分の力で生きていきていくから辞める』ということを忘れていました。この社会は私が知らない仕事や世界ばかり。それを知ろうともしないで、何で1つに絞ろうとしていたのでしょうか?もっと社会を見て知識を広げてから取捨選択したほうが納得できるはずなのに!もっと私は世の中を知ったほうがいい。

 

二兎も三兎も追うことはやり方次第でできるのです。書くことをしたい、三味線もやりたいと考えるとどちらかを捨てるのではなく、どちらかを優遇して取り組む。でももう片方は決して辞めなければいい。二つ一緒に進めるためには24時間のうちたった30分でも三味線をすればそれは二兎やっていることと同じ。今まで不真面目な練習だった分、その時間は集中して暗譜する勢いでやればこれまで以上にできます。

 

私は三味線の先生に、あの日話した時の気持ちが今は変わったということを話しました。先生はじっと聞いて「20代の頃はいろいろと体験していた方がいいのよ。勉強になるから。あなたが今話してくれたやり方がいいと思うわ。」と応えてくれました。

 

自分の人生を生きるために自分の力をもつ。だから私は6月16日からはTさんから頂いたお仕事の内容を勉強しながら手伝わせていただいて、自分の力にできるように頑張ります。全部初めてのことばかりですが、絶対に“短期間”で学び“理解”して手にいれます!(もちろん三味線もがんばります!)

 

◎日記にリンクを張りました。よかったらこれまでの日記を読んでください。

4/26  『初めまして、退職カウントダウン日記の予告編です。』

5/1   今日から『退職カウントダウン日記 1』を始めます!

5/2    『退職カウントダウン日記 2』

5/3     『退職カウントダウン日記 3』

5/4  『退職カウントダウン日記 4』怒った日

5/8    『退職カウントダウン日記 5』休日あれこれ

5/9  『退職カウントダウン日記 6』叱られて・・。

5/11 『退職カウントダウン日記 7』友だちづくり

 5/13 『退職カウントダウン日記 8』机と私と大事件!

 5/14  『退職カウントダウン日記 9』お得意さまとの別れ。 

5/19  退職カウントダウン日記 10』”夢”と出会った話

5/20 『退職カウントダウン日記 11 』初めて会社をサボった!

5/22 『退職カウントダウン日記 12 』あなたは甘い!と言われて。

5/23 『退職カウントダウン日記 13』寄席、初体験!

5/24  『退職カウントダウン日記14』日曜日の想い・・・ 。

5/31   『退職カウントダウン日記』はワープします!

6/1     『退職カウントダウン日記』6/1

6/2     『退職カウントダウン日記』6/2

6/3     『退職カウントダウン日記』6月3日

6/11   『退職カウントダウン日記』6月11日

6/12  『退職カウントダウン日記』6月12日。会社の中で初めて主役になりました!

6/13   『退職カウントダウン日記』6月13日

 


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『退職カウントダウン日記』6月13日 賞与をつ・か・み・と・れ!! [私の話]

        

(↑写真は東京の水道橋駅側にあるJRAの中に堂々と立っていた作り物の馬《等身大》。)

   賞与をつ・か・み・と・れ

 このブログの題名には「7月15日に会社を辞めます」と書いていますが、これは社長と話し合って決めた日付です。

 私の希望は、使用していない有給を6月15日までに消化したあと、その日付で辞めること。しかし社長の希望は8月いっぱいまで出て欲しいということでした。そこでお互いに妥協しあい『私が6月15日ギリギリまで働いて、6月16日~7月15日の間に、有給を消化する。足りない分は欠勤扱いにする』ことに決まりました。

 昨日の追い出し会の時、会社の先輩方に詳しくその話をしたところ、書類上7月15日まで出ることになるのなら、ボーナス対象になるはずと教えてくれたのです。

 実は私もボーナスをもらえるのではないかと考えてはいました。ところが、この会社を辞める人間は最後のボーナスを貰ったことが無いのです。そんな前例ばかりだから、あきらめていました。みんなが貰えなかったのなら、しょうがないのかな、と弱気になっていました。それに社長はそのことに気付いているんだろうけど何も言ってこないし、あげるつもりもないんだろうな、と。

 でも、今日私は出張だったのですが、いつもより重い荷物を引きずって、階段で移動して(地方の駅にはまだエスカレーターやエレベーターが無い)夜遅くまで働き、帰りは倒れそうになるくらい体がだるくて、疲れきって歩いていると、無性に腹がたってきました!

 私は3年3ヶ月腰が痛くなるほど必死で頑張ってきたんです。(先日Mさんと一緒に、私が売り上げたこれまでの利益を計算したら、総売上がおよそ2000万円ぐらい!)退職金は勤務年月が足りないので出ませんが、1月から7月半ばまで働いて貢献するのだからボーナスをもらっても、文句は言えないはずです。

 頑張ったのに認められないのはおかしいし、頭にきますちゃんと形のある報酬を見せて欲しい。

 そこで、明日(6月14日)私は社長にボーナスのことについて話してきます。「賞与はいつ振り込まれますか?」「明細票はどうなりますか?郵送していただけるのでしょうか?」と。

 自分が正しいと思っていることでも、目上の上司に話すのは苦手でした。でもこれが最後だし、きちんと相手の人に自分の意見や意思を伝えるチャンスです。この経験が次の人生に役立つように頑張ってきます!


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『退職カウントダウン日記』6月12日。会社の中で初めて主役になりました! [私の話]

 会社のみんなが、私の「追い出し会」(送別会)を開いてくれました。もちろん社長抜きで、です(笑)

 これはみんなから「お疲れ様」と言われて渡されたものです。               

 

           

『小さい花束』は私の大好きなガーべラが入ってます真ん中にあるピンクのカトレアがとても可愛らしい。私好みの花束です。

           

           

 これは『CELTIC WOMAN』のアルバムです。     

 スケートの女王“荒川静香”がオリンピックのエキシビジョンで使用した名曲『You Raise Me Up』が入っています。この曲を聴くとイナバウア~をついついやってしまいます(笑) 

 退職するなど考えていなかった頃、会社の先輩に私は「この曲素敵ですよね。欲しいなあ~」とポロッと話したことがあるんですが、それを覚えていてくれたんです。こまじょさん、このCDを買っちゃだめよと言われた意味がわかりました(泣)本当に嬉しい!

 

           

 これは『ペン入れ(Afternoon teaの商品)』です。綿の素材で、11cm×18cmのたっぷりした形。シンプルにレースがジッパー口に沿って付けられて、赤い糸で文字が刺繍されています。

 私が以前「文章を書きたいんです」と話しをしたことをヒントに先輩が考えてくれたプレゼント。可愛くてとてもセンスがいい。これを見ていると、お店で先輩が私の喜ぶ姿を頭に思い描いて、何にしようかと悩みながらプレゼントを選んでいる姿が見えます。

 これらの3つのプレゼント。全て私の好みを良く知る先輩が代表で考えてくれたものばかりです。先輩は、『ライオンキング』を一緒に見に行ったり、会社が終わった後に飲みに連れて行ってくれたり、仕事の悩みや相談にものってくれました。仕事もバリバリできて、社長に対しても自分が正しいと思った事は面と向って話します。会社に入った当初から、私のことを厳しく指導して、誉めていただいて、良いところも悪いところもストレートに話してくれるカッコイイ人です。私の中で憧れの人です。今回の退職の話も一番先に相談したときも親身になって聞いてくれました。

 この会社に入って、この先輩に出会えて本当によかった。この先輩とは、これからもずっとお付き合いをさせていただきたいと考えています。

 追い出し会は、私のために、違う部署で働く遠方の人までもが集まってくれました。ありがたいです。「このまま会社にいればこれから大活躍できるのに、あなたが辞める事はすごく残念で勿体無いと思う。でもこまじょが自分の夢に向かって何かを始めるために辞めるのだから応援しているよ!頑張れ!」とみなさんは口々にエールを送ってくれました。

 大学を卒業して、初めて入った会社です。自分の親と同じ年代の方と一緒に働くことに初めは驚きました。社会人とは何か、働くとは何か、人と付き合う距離も学生ノリは通用しないし、年上の方には礼を持って接することも教えていただきましたし、たくさん学ばせていただきました。

 あと4日過ぎれば、私はもうこの場にはいません。少し寂しいです。でも先輩と比べ他の人達とは一週間の中の五日間は同じ職場で一緒ですが、プライベートでは付き合ってこなかった分、正直に言うと、とても悲しい感情が出てこないんです。 お互いに知っているけど、卒業したらあまり接する事のない顔見知り程度のクラスメイトのようで、きっと四日、五日過ぎれば日常に紛れて忘れられてしまうはず。長く一緒だからって仲が良いということはないのだから。

 私は出会った月日が短くてもお互いに突っ込んで築いた濃い関係をMさんとTさんを見て知っています。次の仕事で知り合う人とは、私もMさんたちのような関係を少しでも多く作るつもりです。

◎日記にリンクを張りました。よかったらこれまでの日記を読んでください。

4/26  『初めまして、退職カウントダウン日記の予告編です。』

5/1   今日から『退職カウントダウン日記 1』を始めます!

5/2    『退職カウントダウン日記 2』

5/3     『退職カウントダウン日記 3』

5/4  『退職カウントダウン日記 4』怒った日

5/8    『退職カウントダウン日記 5』休日あれこれ

5/9  『退職カウントダウン日記 6』叱られて・・。

5/11 『退職カウントダウン日記 7』友だちづくり

 5/13 『退職カウントダウン日記 8』机と私と大事件!

 5/14  『退職カウントダウン日記 9』お得意さまとの別れ。 

5/19  退職カウントダウン日記 10』”夢”と出会った話

5/20 『退職カウントダウン日記 11 』初めて会社をサボった!

5/22 『退職カウントダウン日記 12 』あなたは甘い!と言われて。

5/23 『退職カウントダウン日記 13』寄席、初体験!

5/24  『退職カウントダウン日記14』日曜日の想い・・・ 。

5/31   『退職カウントダウン日記』はワープします!

6/1     『退職カウントダウン日記』6/1

6/2     『退職カウントダウン日記』6/2

6/3     『退職カウントダウン日記』6月3日

6/11   『退職カウントダウン日記』6月11日

6/12  『退職カウントダウン日記』6月12日。会社の中で初めて主役になりました!

6/13   『退職カウントダウン日記』6月13日

 


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